投稿論文 症例
朝顔症候群と軟口蓋麻痺を伴った真の正中唇裂の1例
小薗 喜久夫
1
,
湯田 竜司
,
田邉 毅
,
泉 朝望
1寿量会熊本機能病院 形成外科
キーワード:
外科的皮膚弁
,
口唇裂
,
MRI
,
視神経疾患
,
内頸動脈
,
脳動脈瘤
,
頸動脈狭窄
,
前大脳動脈
,
外科的歯科矯正治療
,
Z形成術
,
軟口蓋麻痺
Keyword:
Surgical Flaps
,
Carotid Stenosis
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Optic Nerve Diseases
,
Cleft Lip
,
Intracranial Aneurysm
,
Carotid Artery, Internal
,
Anterior Cerebral Artery
pp.237-241
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020210247
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8歳女児。生下時より上口唇正中唇裂、上口唇小帯短縮および二分裂、上顎正中上部の瘻孔、軟口蓋麻痺が認められた。生後3ヵ月時に白唇および赤唇正中部を帯状に、鼻柱基部両側を楔状に皮膚切除し、上口唇溝周辺および赤唇部にZ形成術を施行した。その結果、術後経過は良好で、術後7年の時点で人中窩に小陥凹を伴う瘢痕を認めるが、形態は良好である。尚、本症例は5歳の眼科受診時に左朝顔症候群の存在が明らかとなった。
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