特集 CQ&図解で学ぶ 生殖医療の基礎講座
Ⅰ 総論
CQ 3 いつ生殖医療の介入を提案するか? 治療のステップアップの時期の考え方は?
岩佐 武
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
pp.1163-1169
発行日 2025年11月30日
Published Date 2025/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003595
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A
▶1年間妊娠しない場合に不妊症検査を考慮するが,女性の年齢や不妊期間によっては早期からの開始を検討する。
▶1つの治療を漫然と続けるのではなく,患者との十分な相談のもと適切な時期でのステップアップを心がける。
▶治療のアルゴリズムや治療成績は排卵障害の有無により異なるので,それぞれの特性を理解したうえで適切な方針を提示する。
▶生殖補助医療(ART)へのステップアップについては,医学的適応だけでなくカップルの希望や費用面など多角的な視点から相談を進めることが望ましい。

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