特集 発展する子宮鏡Ⅰ―レゼクトスコープ手術の神髄
企画者のことば
平池 修
1
Osamu Hiraike
1
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座(准教授)
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003382
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海外で開発された細径子宮鏡器具が近年日本に相次いで導入され,子宮鏡を用いた検査および手術に関連した器具の進歩は目覚ましいものがある。約10年前までは軟性子宮鏡による検査しか行われていなかった時代が完全に変わり,従来技術では入院でしか行えなかった手術が外来において手術可能になった。入院手術が外来で手術可能になる海外のトレンドは徐々に日本にも入ってきており,外来手術を普及させるには,採算の観点から診療報酬などにも反映させる必要がある。短期滞在手術等基本料の設定といったところにも踏み込み,実施に見合った体制を構築しないとならない。

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