症例
外子宮口より2cm以上奥に茎が遺残したCIN3の頸管ポリープの1例から導く,頸管ポリープの治療指針に関する考察
廣西 紋
1
,
城 道久
1
,
鈴木 裕紀子
1
,
藤田 彩花
1
,
澤田 史奈
1
,
津田 洋之介
1
,
和田 知春
1
,
渡邊 隆弘
2
,
𠮷田 茂樹
1
A. Hironishi
1
,
M. Shiro
1
,
Y. Suzuki
1
,
A. Fujita
1
,
S. Sawada
1
,
Y. Tsuda
1
,
C. Wada
1
,
T. Watanabe
2
,
S. Yoshida
1
1社会医療法人愛仁会千船病院産婦人科
2同 病理診断科
pp.1602-1607
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003222
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50歳,3妊2産。捻除した頸管ポリープにCIN3を認め紹介された。遺残したポリープ茎の基底部を超音波検査で外子宮口から24mmの位置に同定した。妊孕性温存希望なく根治目的で腹腔鏡下子宮全摘術を実施した。遺残した茎にCIN3は認めなかった。頸管ポリープはCIN3以上の病変をまれに認めるため,超音波でポリープ茎の基底部を確認し,外子宮口より2cm以上離れ妊孕性温存が必要なる場合は捻除ではなく子宮鏡でのポリープ切除が考慮される。
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