特集 がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
総論
1.がんサバイバーシップにおける産婦人科医の役割
山口 建
1
K. Yamaguchi
1
1京都大学大学院医学研究科医学専攻器官外科学講座婦人科学・産科学(講師)
pp.1501-1506
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003203
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産婦人科医は婦人科がんに限らず,小児期,AYA(思春期・若年成人)世代,生殖年齢,更年期,老年期のすべての女性の各ライフステージにおいて診療を行う機会がある。女性のがんサバイバーは男性がんサバイバーよりも生活の質(quality of life;QOL)が悪いことが知られている。婦人科がんは若年に多く,生殖器であることからがんサバイバーシップに大きな影響を与えるが,ほかの診療科のがん治療においてもがん生殖,ホルモン補充など,女性がんサバイバーシップにおいて産婦人科医の役割は大きい。
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