連載 Art of Oncology[2]
社会とつながるがんサバイバーシップ
山内 英子
1
1聖路加国際病院乳腺外科ブレストセンター
pp.203-205
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1430200068
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Art of Oncologyのスタートを切られた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生より、第二走者としての大切なバトンをいただきました。
私が、アメリカより帰国してしばらくしたとき、日野原先生のもとで一般財団法人ライフ・プランニング・センターが主催する国際フォーラムのテーマを相談されたことがありました。「“がんサバイバーシップ”はいかがでしょうか?」と提案させていただいたところ、日野原先生は非常に興味を持ってくださり、二つ返事で「それをやりましょう。」と。そんな風に、日野原先生は常に新しいものを受け入れ、試みることを畏れないチャレンジ精神で、多くのことに取り組んでこられました。その精神は、聖路加の創設者であられるトイスラー博士から代々、現院長の福井次矢先生へと引き継がれています。104歳になられた今も、そんなチャレンジ精神一杯の日野原先生からいただいたバトンをしっかりつないでいきたいと思います。
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