特集 多職種連携による婦人科がん治療の実践
11.婦人科がん治療におけるタスクシェアと働き方改革
宮城 悦子
1
E. Miyagi
1
1横浜市立大学大学院医学研究科産婦人科(教授)
pp.1065-1069
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003113
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2024年度より医師の働き方改革の運用が始まり,各医療施設は法律を遵守した対応を迫られている。婦人科腫瘍の専門医・修練医を有する婦人科腫瘍の集学的治療を行う施設においても,ワークシェア・タスクシェアが効率的に行われる必要がある。日本婦人科腫瘍学会は婦人科腫瘍に関する十分な専門的知識と技量を有する医師を育成し,資格認定を行うことにより,女性性器がんの予防,診断,治療などを包括的に行い女性の健康管理・増進に寄与することを目的とした専門医制度を構築している。具体的には,チーム医療としての外来診療から手術・化学療法・緩和医療にも及ぶ多職種連携が鍵となる。
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