特集 世界の潮流についていこう! 婦人科がん診療2024
Ⅱ.子宮体癌
4.進行・再発子宮体癌への抗体薬物複合体のエビデンス
西川 忠曉
1
T. Nishikawa
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
pp.351-355
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002919
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抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate;ADC)は,抗体薬とペイロードがリンカーを介して結合したバイオ医薬品で,近年では様々ながんに対して開発が進んでいる。HER2タンパクを治療標的とするトラスツズマブデルクステカンは乳癌や胃癌で使用されるADCであり,子宮体癌においてもその効果が期待されている。本稿ではトラスツズマブデルクステカンのみならず,子宮体癌に対して開発中のADCについても解説する。
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