特集 図説 産婦人科医のための臨床遺伝学必修知識Ⅰ
2.家系図の書き方
西垣 昌和
1
M. Nishigaki
1
1国際医療福祉大学大学院保健医療学専攻遺伝カウンセリング分野(教授)
pp.771-779
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002635
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家系情報は遺伝医療の重要な基盤であり,適切に収集,記録,共有される必要がある。家系図は,家系情報を記録,共有するうえで極めて有効なツールである。家系図がその有効性を発揮するためには,標準的な記載法に則って書かれている必要がある。現在は,米国遺伝カウンセラー協会による家系図標準記載法が世界標準として用いられている。この家系図標準記載法は,わが国においても2016年度より医学教育コア・カリキュラムに取り入れられており,すべての医療者が習得することが望まれる。
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