症例
当院で経験した進行卵巣癌に対する維持療法における比較的まれな副作用について
中野 隆
1
,
山之内 僚
1
,
久保 雅寛
2
,
初道 誠
3
T. Nakano
1
,
T. Yamanouchi
1
,
M. Kubo
2
,
M. Shodo
3
1富山労災病院婦人科
2同 脳神経内科
3同 皮膚科
pp.757-762
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002626
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進行卵巣癌においては維持療法の重要性が増してきている1)。当院では維持療法としてのPARP阻害薬としてオラパリブを使用しているが,比較的稀と考えられる副作用を2例経験したので報告する。1例目は,高異型度漿液性癌3c期,プラチナ感受性再発症例で抗がん剤治療が奏効後,オラパリブを投与中に両側下腿筋攣縮を認めた。2例目は,高異型度漿液性癌4a期,R0後のPAOLA-1レジメン2)により,右下腿皮膚潰瘍を認めた。
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