特集 どうする? 子宮腺筋症の管理
企画者のことば
森 泰輔
1
Taisuke Mori
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室(教授)
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002362
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子宮腺筋症患者を日常臨床において経験する機会は明らかに増えている。子宮腺筋症の病変の主座は子宮筋層内であるため,卵巣や腹膜に発生する一般的な子宮内膜症と異なり,疼痛,出血,流産,不妊などが問題となることが多い。そのため,妊娠の希望や子宮温存の希望に合わせた,より細やかな個別の対応が必要となる。一方,ガイドラインの発刊や学会・研究会を通して,子宮内膜症に対する治療法・管理法は常時アップデートされてきたが,子宮腺筋症にフォーカスをあてたものはあまり多くはない。
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