臨床経験
骨盤内炎症性疾患の診断で入院を要した症例に関する後方視的検討
-―外科治療へのリスクファクターの検討―
勢多 真理子
1
,
嘉治 真彦
1
,
上原 一朗
1
,
上原 彩子
1
,
鈴木 理恵
1
,
井澤 朋子
1
M. Seta
1
,
M. Kaji
1
,
I. Uehara
1
,
A. Uehara
1
,
R. Suzuki
1
,
T. Izawa
1
1佐々総合病院産婦人科
pp.1379-1384
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002348
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骨盤内炎症性疾患(PID)はよく遭遇する疾患であり抗菌薬の保存的治療が奏効することが多いが,膿瘍を形成した場合は外科治療による介入が必要となることがある。今回,PIDの診断で入院加療を要した症例において保存症例(抗菌薬奏効例)と手術症例に関する後方視的な比較検討を行った。外科治療に移行する場合のリスクファクターを検討するとともに,PIDと子宮内膜症や悪性腫瘍との合併や外科治療の方法に関して文献的考察を加えて報告する。
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