増刊号 ―豊富な所見で診断の進め方がわかる―産婦人科 画像診断アトラス
婦人科疾患
所見アトラス
骨盤内炎症性疾患―一般的な疾患から特殊な病態まで
權田 拓郎
1
,
藤井 進也
1
1鳥取大学医学部統合内科医学講座画像診断治療学分野
キーワード:
骨盤内炎症性疾患
,
卵管留膿腫
,
子宮留膿腫
,
放線菌症
,
Fitz-Hugh-Curtis症候群
Keyword:
骨盤内炎症性疾患
,
卵管留膿腫
,
子宮留膿腫
,
放線菌症
,
Fitz-Hugh-Curtis症候群
pp.219-223
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210958
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●骨盤内炎症性疾患には卵管留膿腫,卵管卵巣膿瘍,子宮留膿腫,骨盤腹膜炎などが含まれ,他疾患との鑑別のため画像診断が重要な役割をもつ.
●膿瘍の評価には拡散強調像が有用であり,その膿性内容を反映して拡散強調像で高信号,ADC mapで低信号を示す.
●骨盤内放線菌症では腹膜や筋膜を越えて周囲に浸潤性に広がる腫瘤を形成し,悪性腫瘍と鑑別困難な場合がある.
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