特集 専攻医のうちにマスターしたい産婦人科の外来・短期滞在手術
産科
5.子宮頸管縫縮術
大槻 克文
1
K. Otsuki
1
1昭和大学江東豊洲病院周産期センター(センター長)
pp.373-377
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002110
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年,頸管縫縮術の適応と有用性に関する論議はいまだ決着をみてないが,頸管縫縮術は日常診療のなかで早産ハイリスク症例に対する方策の1つとして,産婦人科医は身につけておきたい手技である。しかしながら,昨今では対象症例が少ないのと同時に,実施可能な施設が減少してきている。そのような背景があり,少しでも早産ハイリスクを患者さんに対する治療方法の選択肢の幅を広げ,一人でも多くの生児が得られることを切に願い本稿を記す。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.