特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
【各論】
Ⅲ 子宮体部悪性腫瘍
1.子宮体癌
野村 弘行
1
H. Nomura
1
1藤田医科大学医学部産婦人科学講座
pp.1500-1506
発行日 2021年11月30日
Published Date 2021/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001970
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子宮体癌に対する全身治療としての薬物療法は大きく分けて,手術にて摘出困難な進行症例や再発症例に対して生存期間の延長を目的に主治療として行われるものと,初回手術後の再発リスクを有する症例に対して再発予防を目的に術後補助療法として行われるものとがある。術後補助療法における薬物療法レジメンは,進行・再発症例に対して有効とされたレジメンが導入されることから,本稿では進行・再発症例に対する薬物療法の治療開発を中心に概説する。
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