今月の臨床 子宮体癌診療の動向─これだけは知っておきたい
子宮体癌の診断と治療
1.子宮体癌のスクリーニング
上坊 敏子
1,2
,
新井 努
2
,
海野 信也
2
1社会保険相模野病院婦人科腫瘍センター
2北里大学医学部産婦人科
pp.1623-1627
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102521
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はじめに
がん対策基本法は,がんによる死亡数20%減少という目標達成のために,「がんの早期発見」,「がん検診受診率50%の達成」を掲げている.わが国では子宮体癌が急激に増加している(図1)ので,スクリーニング対象の選択と手段の確立は産婦人科医にとって大きな課題である.本稿では,体癌検診の歴史,ハイリスク群の選択,細胞診によるスクリーニングの実情,経腟超音波検査の成績などについて概説する.
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