Japanese
English
臨床報告・1
酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)療法が有効であった男性乳癌肺転移の1例
A case of pulmonary metastasis from male breast cancer successfully treated by medroxyprogesterone acetate
比企 亮介
1
,
牧野 泰博
1
,
比企 裕
1
Ryosuke HIKI
1
1医療法人比企病院乳腺外科
キーワード:
男性乳癌
,
肺転移
,
酢酸メドロキシプロゲステロン
Keyword:
男性乳癌
,
肺転移
,
酢酸メドロキシプロゲステロン
pp.419-421
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903569
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はじめに
男性乳癌は比較的稀な疾患で,その発生頻度は全乳癌の約1%といわれている1).また,女性乳癌に比しその予後は不良とされており,その理由としては訪医の遅れや早期の皮膚・大胸筋浸潤などがあげられている.今回筆者らは,訪医の遅れから進行乳癌となった男性乳癌症例の肺転移再発に対し,酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)が有効であった1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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