臨床経験
Gartner管囊胞に対する新しい非侵襲性治療(囊胞内硬化療法)
前濱 俊之
1
,
大城 大介
1
T. Maehama
1
,
D. Oshiro
1
1友愛医療センター産婦人科
pp.1209-1213
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001909
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Gartner管囊胞の有症状の治療として経腟的に囊胞穿刺,開窓術が行われることが多い。しかし,再発がきたすことが課題である。その場合,囊胞全摘が望ましいが,囊胞発生部位により,摘出が困難なこともある。症例は2回の外科的手術後再発し,大量の膿性粘液性帯下と下腹痛を主訴に当科へ紹介となった。摘出以外の非侵襲性の囊胞内硬化療法(modified tetracycline sclerotherapy)を試み,良好な結果を得られたので報告する。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.