特集 産婦人科医が知っておくべき婦人科腫瘍の病理学
各論
6.腹膜由来の腫瘍および子宮内膜症
笹島 ゆう子
1
Y. Sasajima
1
1帝京大学医学部附属病院病理診断科
pp.961-966
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001841
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腹膜とその周辺領域に発生する病変は,中皮由来の病変や間葉系病変,起源不明なものなど多岐にわたる。いずれも頻度は高くないが,子宮・卵巣といった骨盤および腹腔臓器を扱うにあたって必要な知識と思われる。本稿では,WHO Classification of Tumours Female Genital Tumours第5版「Tumours of the peritoneum」に収載された疾患を中心に,腹膜および広間膜,その他に発生する疾患についての臨床病理学的事項を概説した。また,子宮内膜症についての基礎的事項,知っておきたい事項についての解説も加えた。
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