特集 ポストコロナ時代の産婦人科医療
1.感染症対策
落合 大吾
1
D. Ochiai
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科
pp.697-700
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001773
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人の動きが盛んになれば様々な感染症の発生リスクは増加する。新型コロナウイルス感染症の流行前にも,2015年の中東呼吸器症候群(MERS-Cov)のアウトブレイクを経験している。このような場合,これまでは感染症の専門家など限られたメンバーで被害を食い止め,われわれ一般医家は感染症問題を深刻な事態として認識してこなかった。しかし,新型コロナウイルス感染症の対応でも明らかなように,すべての医療機関あるいは社会全体での感染症対策を行うことは極めて重要である。本稿では,新型コロナウイルス感染症のパンデミックの初期に,慶應義塾大学病院産科で行った対応を紹介する。
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