特集 発生から紐解く 胎児超音波診断アトラス [Web動画付]
第4章 心臓以外の超音波検査
1.臍帯,胎盤の異常
-b.胎盤腫瘍,胎盤囊胞
岩端 秀之
1
,
長谷川 潤一
1
H. Iwahata
1
,
J. Hasegawa
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科学
pp.1396-1398
発行日 2020年11月30日
Published Date 2020/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001509
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胎児超音波検査を行っていると胎盤の胎児面(絨毛膜板)に低から混合エコー像が認められることがあり,胎盤表面から突出した腫瘤や無エコーの囊胞状にみえることもある。これらは絨毛膜下血腫などの中長期的な変化をみていたり,胎盤血管腫などの充実性の腫瘤をみている可能性がある。症状を呈さないことも少なくないが,場所や大きさによっては胎児発育不全や致命的な影響を与える可能性もあるため注意が必要である。
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