オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
IV 妊婦
胎盤・臍帯異常のスクリーニング
長谷川 潤一
1
,
松岡 隆
1
,
市塚 清健
1
,
仲村 将光
1
,
濱田 尚子
1
,
大瀬 寛子
1
,
関沢 明彦
1
,
岡井 崇
1
1昭和大学医学部産婦人科学教室
pp.196-200
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102969
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◆胎盤・臍帯異常は,母体や胎児に致命的な結果を及ぼすことがあるので,系統立てた分娩前スクリーニングが必要である.
◆前置胎盤は,組織学的内子宮口と胎盤の位置関係を詳細に観察して診断することを心がける.
◆臍帯異常のなかでは,卵膜付着,前置血管のスクリーニングが重要である.
◆分娩目的の妊婦を妊娠末期に受けるときには,臍帯や胎盤異常の超音波診断が困難な症例も多く,オフィス診療でのスクリーニングとその情報提供がよりよい妊娠・分娩管理につながる.
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