特集 経腟分娩vs帝王切開—分娩様式の選択と対応—
9.胎児異常症例
山口 智子
1
,
児玉 由紀
1
T. Yamaguchi
1
,
Y. Kodama
1
1宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座産婦人科学分野
pp.603-608
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001301
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年の周産期,新生児医療の発展や新生児外科治療の進歩は,外科疾患を有する児の目覚ましい生存率向上をもたらした。胎児超音波による出生前診断が広く行われ,出生後の新生児治療への準備が整えられるようになった。産科医としては分娩方法の判断が求められるが,多くはいまだcontroversialである。母児のリスクを考慮しつつ,児の新生児治療へのスムーズな移行が重要であり,他科との連携が求められる。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.