特集 妊産婦死亡をどう防ぐかⅠ
総論
3.J-CIMELSの取り組み
橋井 康二
1
K. Hashii
1
1ハシイ産婦人科(院長)
pp.1421-1426
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001085
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J-CIMELSは妊産婦死亡のさらなる減少を目指し,あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させるためのシミュレーションを中心とした教育コースを作成し,各地で開催している。ベーシックコースはすでに全都道府県で開催され,すでに受講者は13,000人を超えている。高次施設向けのアドバンスコース,硬膜外麻酔鎮痛急変コースについても全国で開催されつつある。今後も効果的な母体救命医療システムの開発とその実践を促進することで,妊産婦への質の高い医療の提供と周産期医療の向上を目指す。
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