今月の臨床 産科危機的出血のベストマネジメント―知っておくべき最新の対応策
母体救命のためのガイドラインと研修システム
日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)の設立までの経緯と現状
三宅 康史
1,2
1帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター
2帝京大学医学部救急医学講座
pp.907-913
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209814
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●産婦人科単独で,今後一層の妊産婦死亡者数の低減を目指すには限界がある.
●救急医療で培われてきた他科専門医との協働,多職種によるチーム医療,病院前救急搬送システム,メディカルコントロール体制などを取り入れて,新たな母体救命システムを構築する必要がある.
●その目的達成のために,日本母体救命システム普及協議会が設立され,関連科共通のプロトコール策定および,現場で実践するための研修コースの開催が始まっている.
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