臨床経験
当院での子宮頸癌に対する術前化学療法としてのTC療法の検討
小澤 梨紗子
1
,
樋田 一英
1
,
百枝 幹雄
1
R. Ozawa
1
,
K. Hida
1
,
M. Momoeda
1
1聖路加国際病院女性総合診療部
pp.1163-1167
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001010
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子宮頸癌に対する術前化学療法について,予後改善のエビデンスは確立されていない。当院で手術待機期間がある症例に対して腫瘍増大の抑制および腫瘍サイズ縮小を目的に,術前化学療法(NAC)としてパクリタキセル+カルボプラチン療法(TC療法)を施行した19症例を検討した。奏効率は73.7%で,腫瘍径の平均値は縮小していた。NACとしてのTC療法は手術待機期間中の腫瘍の増大を抑制するという最低限の目標は達成できた。
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