特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅰ.低侵襲手術
悪性
15.腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清術
干場 勉
1
,
佐々木 博正
1
,
平吹 信弥
1
,
近藤 壯
1
,
中尾 光資郎
1
,
大塚 かおり
1
,
坂野 陽通
1
,
桑原 陽祐
1
,
西村 俊哉
1
Hoshiba Tsutomu
1
,
Sasaki Hiromasa
1
,
Hirabuki Shinya
1
,
Kondou Tsuyoshi
1
,
Nakao Kohshiro
1
,
Ootsuka Kaori
1
,
Banno Harumichi
1
,
Kuwahara Yousuke
1
,
Nishimura Toshiya
1
1石川県立中央病院産婦人科
pp.1338-1348
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000628
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傍大動脈リンパ節郭清は子宮体癌や卵巣癌,子宮頸癌のいずれにおいてもその必要性は理解されているが,長大な切開が必要で術後腸閉塞が発生することが多いために避けられているのも事実である。しかし,腹腔鏡下に傍大動脈リンパ節郭清を行うことができればこれらの問題は解決できる。腹腔鏡で行う方法には腹膜外法と経腹膜法の2つがある。腹膜外法は空間形成に慣れが必要だが,頭低位が不要で腸管が視野に入ることなく癒着がある場合でも行える。一方,経腹膜法は頭低位が必要だが,腹膜の吊上げにより開腹術と同様の視野での摘出が可能となる。
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