特集 異所性妊娠の最新診療
異所性妊娠の手術療法
小谷 泰史
1
,
藤島 理沙
,
松村 謙臣
1近畿大学 医学部産科婦人科学教室
キーワード:
術後管理
,
腹腔鏡法
,
卵管妊娠
,
卵管切除術
,
卵管切開術
Keyword:
Laparoscopy
,
Pregnancy, Tubal
,
Postoperative Care
,
Salpingectomy
pp.783-787
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296770
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異所性妊娠は、子宮内膜以外の部分で着床する状態であり、全妊娠の1%程度で発症する疾患である。着床部位により卵巣妊娠や腹膜妊娠など多岐にわたるが、その中で95%以上と最も頻度の高い部位は卵管妊娠である。その治療法には薬物療法、手術療法、待機療法があげられるが、その中で最もおもな治療は手術療法である。本稿では卵管摘出術と卵管切開術を中心に述べていくが、近年は手術療法のほとんどが腹腔鏡下手術で対応できると考えている。
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