症例
自閉スペクトラム症合併妊娠で包括的支援を要した2症例
横山 美奈子
1
,
大石 舞香
2
,
田村 良介
1
,
山谷 文乃
1
,
重藤 龍比古
1
,
高橋 秀身
1
,
佐藤 靖
3
M. Yokoyama
1
,
M. Oishi
2
,
R. Tamura
1
,
A. Yamaya
1
,
T. Shigeto
1
,
H. Takahashi
1
,
Y. Sato
3
1大館市立総合病院産婦人科
2弘前大学医学部附属病院産婦人科
3大館市立総合病院精神科
pp.339-345
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000800
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
自閉スペクトラム症(ASD)は社会的コミュニケーションおよび対人相互性反応の障害,興味の限局と常同的・反復的行動を主徴とし,乳幼児期に発現する精神発達の障害であり,心理的・環境的ストレスによって際立ちやすい。当院では,問題を抱える妊婦に関して,産婦人科医,小児科医,精神科医,助産師,市町村の保健師などで構成される「妊婦やこどもの支援委員会」(以下,支援委員会)を立ち上げ,包括的支援を行っている。今回われわれは,包括的支援の結果,主体的育児が可能となったASD合併妊娠2症例を経験したため報告する。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.