特集 産婦人科医に役立つ資格
8.生殖医療専門医
廣田 泰
1
,
大須賀 穣
2
Y. Hirota
1
,
Y. Osuga
2
1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科(講師)/日本生殖医学会(幹事長)
2東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座(教授)/日本生殖医学会(副理事長)
pp.43-47
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000731
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生殖医療専門医は,生殖医学・生殖内分泌学における幅広い知識,不妊症および不育症の治療にかかわる専門的技能,患者および生まれてくる子を含む家族に対する高い倫理性を兼ね備えている生殖医療を専門的に行う医師の育成のために,日本生殖医学会が策定した制度である。今後,産婦人科・泌尿器科のサブスペシャルティ領域として,日本専門医機構でも認定される見通しである。3年間の専攻医研修修了ののち,書類審査による一次審査,筆記試験・口頭試験の二次審査を経て認定される。日本の生殖医療実績や生殖医学の研究は世界の最高峰に達しているといわれているが,これを維持・発展させるために,生殖医療を志す先生がたの存在が必須である。ぜひ多くの先生がたに生殖医学・生殖医療の専門家を目指していただくことを期待する。
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