特集 産婦人科医に役立つ資格
4.認定産業医
松浦 祐介
1
Y. Matsuura
1
1産業医科大学 産業保健学部 広域・発達看護学(教授)
pp.21-25
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000727
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産業医は労働者の健康管理を行うための医師であり,日本医師会認定産業医制度は産業医の資質向上と地域保健活動の一環である産業医活動の推進を図ることを目的に,1990年に設立された。産業医学基礎研修を50単位以上修得することにより申請が可能であり,5年ごとの更新が必要である。職務内容は作業環境管理・作業管理・健康管理の3管理を中心に多岐にわたり,その時代,社会情勢を考慮した対応が必要である。政府が提唱する「働き方改革」においては,健康な女性の就労促進が不可欠であるため,女性医学に精通した産婦人科医が専門性を発揮し,産業医学領域に参入することは極めて意義深いものと思われる。
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