特集 PIHからHDPへ―妊娠高血圧症候群up to date―
7. 妊娠高血圧症候群関連疾患の管理
森川 守
1
M. Morikawa
1
1北海道大学大学院医学研究院産婦人科学教室
pp.627-632
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000459
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妊娠高血圧症候群の診断基準が2018年5月に改定になり,高血圧のほかに蛋白尿がなくても,高血圧と妊娠高血圧症候群関連疾患(子癇,皮質盲,PRES,HELLP症候群,肺水腫,周産期心筋症)や妊娠高血圧症候群が原因と考えられる胎児発育不全があれば,妊娠高血圧腎症と診断してよいことになった。すなわち,妊娠・分娩管理において,妊娠高血圧症候群関連疾患についての理解が今後ますます重要になる。なお,妊娠高血圧症候群関連疾患は,高血圧がなくても発症することがあることに留意する。
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