特集 今日から役立つ高血圧診療のノウハウ
合併症を有する高血圧への対応―何を使ってどこまで下げるか?
妊娠高血圧症候群
岩間 憲之
1
,
目時 弘仁
2
1東北大学大学院医学系研究科 発生・発達医学講座 周産期医学分野
2東北大学東北メディカル・メガバンク機構 地域医療支援部門 周産期医学分野
pp.1455-1460
発行日 2013年8月10日
Published Date 2013/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106946
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ポイント
◎妊娠高血圧症候群(pregnancy-induced hypertension:PIH)は,妊娠中または産褥期の女性が高血圧を発症する疾患であり,その周産期予後は不良である.
◎PIHの根本的な治療は,妊娠の終結(ターミネーション)である.
◎PIH管理の重要なポイントは,適切な血圧管理と胎児娩出時期の見極めであり,内科,産婦人科,新生児科の緊密な連携が必要である.
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