特集 卵巣癌の手術up to date
2.Staging laparotomy
田部 宏
1,2
H. Tanabe
1,2
1国立がん研究センター東病院婦人科(科長)
2東京慈恵会医科大学産婦人科学講座(講師)
pp.473-477
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000424
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各癌腫の早期がんに対する術式は,がんが明らかに認められる原発臓器の摘出だけでなく,がんが転移している可能性が高い臓器の摘出まで推奨されることが多い。これはがんの広がりを確認する診断的意義と,転移している臓器を摘出することで予後をよくする治療的意義の2つがあり,前者の意義で行われる手術手技をStaging laparotomy(ステージング手術)という。この稿では早期卵巣癌に対するステージング手術に関して,その手技と臨床的意義に関し近年報告されている論文も参考とし述べてみる。
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