特集 一般病院でもできる!「子どもが欲しい」女性のためのプライマリ・ケア
排卵時期予測法とタイミング療法
小泉 花織
1
,
熊澤 恵一
1
1大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室
pp.1077-1082
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000111
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
女性の1 回の月経周期における妊娠可能期間は排卵日までの6 日間である。性交渉の頻度が多いほど妊娠しやすく,排卵日の1〜2 日前に性交渉を行うと妊娠率が最も高い。排卵日を予測する方法としては月経周期や基礎体温から推定する方法よりも,頸管粘液法や尿中LH 判定量,超音波による卵胞測定のほうが優れているといわれている。厳格なタイミング療法はストレスとなり,妊娠率の低下を招く可能性があるので,個々のライフスタイルに合った方法を指導するのがよい。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.