特集 早産リスクにどう向き合うか─最近の話題─
ステロイド製剤投与のこれから
大井 理恵
1
1総合母子保健センター愛育病院産婦人科
pp.845-848
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000057
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早産となるおそれが高いと予測される母体に対し,ベタメタゾンまたはデキサメタゾンを投与することで出生児の肺成熟を促進し,新生児呼吸窮迫症候群その他の合併症を減らすことが期待できる。従来,7 日以内に24 週〜34 週未満で早産になることが予測される場合に投与することが推奨されてきたが,近年,24 週未満や34 週以降における有効性や,36 週以降でも選択的帝王切開前に投与することの有効性が指摘されている。
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