特集 小児科ではじめる移行期医療――よりよく進めるための方法・ポイントⅠ
1.「食物アレルギー」の移行期医療
今井 孝成
1
1昭和医科大学医学部小児科学講座
pp.389-393
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003852
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
食物アレルギーのあるAYA世代は,ライフスタイルの変化や発達段階の影響からリスク行動を取りやすく,アナフィラキシーによる死亡リスクが他世代より不釣り合いに高い.そのため,小児科から成人診療科への単なる転科ではなく,自立を支援する「移行期医療」の体系的な提供が不可欠である.
移行は11~14歳頃から計画的に開始し,計画・準備・転科・評価の4段階で進める.支援には多職種が連携し,レディネス評価や個別診察を通じたスキル獲得を促す.患者が自分の命を自分で守る「ライフスキル」を習得し,安全に社会へ羽ばたける環境を整備することが医療者の責務である

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

