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ヒトパラインフルエンザウイルス3型感染症の臨床的検討
一瀨 礼華
1
,
沼本 真吾
1
,
松林 広樹
1
,
西田 大恭
1
,
平田 和裕
1
,
山本 雅紀
1
,
金子 幸栄
1
,
大呂 陽一郎
1
1聖隷浜松病院小児科
pp.60-65
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003742
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ヒトパラインフルエンザウイルス3型(HPIV-3)は小児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして頻度が高いが,迅速検査がなかったため,その臨床的特徴に関する国内からの報告は少ない.今回当院で,2023年1月~2024年8月に,FilmArray®呼吸器パネル2.1を用いたマルチプレックスPCR法によりHPIV-3が検出された37例について,臨床的特徴を後方視的に検討した.HPIV-3陽性患者は下気道炎を高率に発症し,発熱期間が長い傾向を示した.重症例は少数であったが,基礎疾患を有する児や低月齢児は重症化のリスクがあると考えられた.また,HPIV-3の流行時期が変化している可能性も示唆された.

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