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当院における小児消化器内視鏡検査の検討
池内 愛子
1,2
,
大林 梨津子
1
,
宮原 貢一
3
,
田島 大輔
1,4
,
山口 賢一郎
1
,
野田 隆博
3
,
田代 克弥
1
1唐津赤十字病院小児科
2佐賀県医療センター好生館小児科
3唐津赤十字病院内科
4やなぎしまこども医院
pp.66-70
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003743
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当院は小児消化器担当医が1人しかいない小児医療地域中核病院であるが,内科との緊密な連携をとることで,積極的に小児消化器内視鏡検査を行ってきた.得られた結果について後方視的に検討解析を行ったので報告する.具体的には2017年4月~2024年10月に当院で施行した小児消化器内視鏡検査163件において安全性と診断的有用性を検討した.上部消化管内視鏡は101件,下部消化管内視鏡は62件であり,診断目的はそれぞれ71件と48件であった.器質的異常は上部で49.3%,下部で50.0%に認められ,とくに血便症例では炎症性腸疾患(IBD)の診断率が高かった.いずれの検査でも重篤な合併症はなく,安全に施行可能であった.小児消化器内視鏡検査は,症状の原因検索と早期診断確定に有用であり消化器疾患の診断治療に不可欠なものであることが再認識された.そして,その施行にあたって,当院では他科との連携のもとで実績を挙げていることを示すことができた.

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