[連載] 最近の外国業績より
呼吸器
日本医科大学小児科学教室
pp.851-853
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003549
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
背 景 喘息は免疫学的に多様な疾患であり,Tヘルパー2(T2)細胞優位型,Tヘルパー17(T17)細胞優位型などのエンドタイプに分類される.こうした分類は,とくに若年者における治療の最適化において重要である.従来,T2型が主要な病態と考えられてきたが,非T2型喘息の存在とその病態解明が求められている.本研究では,鼻粘膜のトランスクリプトーム解析を通じて,小児および思春期青年における喘息のエンドタイプ分類とその臨床的特徴を明らかにすることを目的とした.

Copyright © 2025, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.