最近の外国業績より
呼吸器
日本医科大学小児科学教室
pp.1359-1362
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000582
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背景:ワクチン接種を受けていない児は,重篤な疾患や百日咳による死亡のリスクが最も高く,母体の抗体に頼らざるを得ない.百日咳の最も重症で致死的な症例は,生後8週未満で発生する.米国のすべての女性は,妊娠27~36週の間に破傷風,ジフテリアおよび百日咳(Tdap)ワクチンを投与することが推奨されている.胎児への抗体の経胎盤移行を最適化するため,ワクチン接種のタイミングが重要である.しかし,新生児における百日咳発生率低下を目的とするこの戦略の有効性について評価した研究は米国内では行われていない.
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