診療
二次性夜尿症の診かた
-――夜尿が “再発” した場合の対応
西﨑 直人
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院小児科
pp.500-505
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003454
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おねしょ,おもらしの大部分は小学校就学前に自然軽快する.一方,5歳以降もおねしょ(夜尿)が続く場合や,夜尿が “再発” した場合には,小児科外来を受診する患者も少なくない.このような患者をみるうえでは,生じている尿失禁の性質をしっかりと見定めることが重要となる.とくに発症時期の正確な把握が重要であり,「生まれてからずっと続いている夜尿なのか?」それとも「夜尿のない一定期間を経た後に生じた(再発した)夜尿なのか?」によってアプローチの方法が異なってくる.本稿では,夜尿が “再発” した場合に考えることをテーマに二次性夜尿症への対応を解説する.

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