社会小児科学
令和6年能登半島地震から令和6年奥能登豪雨までを振り返る
谷口 千尋
1
1珠洲市総合病院小児科
pp.176-181
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003363
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大災害は突然発生する.日頃から災害訓練を行っていても,実際に直面すると目の前で起きたことに対して平常心で対応すること自体が困難になる.また何度も経験することではないため,時間経過でフェーズごとにどのような問題が起こり得るかということがわからず,見通しをたてた行動をとりにくい.今回,令和6年能登半島地震と令和6年奥能登豪雨での当地区での対応を振り返った.総合的な小児医療を継続していくための備えとして,現段階での当科における時間軸ごとの対応をまとめた.地域の状況をみながら適宜見直しを行い,今後の災害への備えを継続していく必要がある.
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