特集 炎症性腸疾患と類縁疾患
9.炎症性腸疾患の移行期医療
鹿野 直樹
1
,
松永 綾子
1
,
後藤 絵里奈
2
,
上野 藍
2
,
松井 昂哉
2
1聖マリアンナ医科大学小児科
2聖マリアンナ医科大学病院看護部
pp.682-686
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003082
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
小児医療における移行期医療の重要性が叫ばれるなか,炎症性腸疾患の移行期医療も診療における不可欠な分野といえる.
移行期支援では,患児本人の疾患理解を基調とし自己管理ができるよう病初期から支援していく必要がある.移行期医療にまつわる実際は各施設によりばらつきが大きいのが現状であるが,多診療科・多職種がチームとなり病初期より支援を行っていくことが求められる.小児科・成人科との連携,病診連携も課題も重要な課題であり,互いの差異を正しく認知し,理解し合える関係性・体制を構築することが必要といえる.
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.