症例
不思議の国のアリス症候群の症状としてianothinopsiaを伴った6歳女児の1例
牧野 伸二
1
,
吉田 淳子
1
,
福田 友美
1
,
礒飛 美帆
1
,
高尾 彩芽
1
1伊野田眼科クリニック
pp.279-281
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002965
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「不思議の国のアリス症候群」(Alice in Wonderland syndrome:AIWS)は,Lewis Carrollの童話にちなんで1955年にTodd1)が提唱した疾患概念で,自分自身の身体全体,あるいは身体の一部が大きくなったり,小さくなったり,変形したりすると感じる身体図式障害を中核症状とし,視界に映る物体の大きさ,距離などの視空間知覚障害,時間知覚障害,聴覚認知障害などを周辺症状とする症候群である1)~9).
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