Japanese
English
研究
自動免疫染色装置を用いた腎生検標本における免疫グロブリンの免疫染色
Immunostaining of Immunoglobulin on Renal Biopsy Specimens Using Autoimmunostainer
中山 英喜
1
,
堀田 茂
1
,
川島 真由子
1
,
内田 啓子
2
,
新田 孝作
2
,
湯村 和子
2
,
伊藤 克己
3
,
二瓶 宏
2
Hideki NAKAYAMA
1
,
Shigeru HORITA
1
,
Mayuko KAWASHIMA
1
,
Keiko UCHIDA
2
,
Kosaku NITTA
2
,
Wako YUMURA
2
,
Katsumi ITO
3
,
Hiroshi NIHEI
2
1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター病理検査室
2東京女子医科大学第4内科
3東京女子医科大学腎臓病総合医療センター小児科
1Division of Clinical Pathology, Kidney Center, Tokyo Women's Medical University
2Department of Medicine, Kidney Center, Tokyo Women's Medical University
3Department of Pediatric Nephrology, Kidney Center, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
自動免疫染色
,
腎生検
,
パラフィン包埋切片
,
免疫グロブリン
Keyword:
自動免疫染色
,
腎生検
,
パラフィン包埋切片
,
免疫グロブリン
pp.1603-1606
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905291
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腎生検の病理診断において,凍結切片に糸球体が含まれない場合には,パラフィン切片を用いて診断しなければならない.今回われわれは,自動免疫染色装置を用いて,光顕用のパラフィン切片における免疫グロブリンの染色条件を検討した.至適酵素の種類はIgGとIgAで異なった.処理時間はIgGが16分間でIgAは32分間であり,一次抗体の種類によつて酵素および酵素処理時間を変える必要があると考えられた.よって,酵素の種類および酵素処理時間を一枚一枚,容易に設定できる自動免疫染色装置の使用は有用であると考えられた.
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