症例
飼育ヤギとの接触が感染経路と推定された腸管出血性大腸菌感染症の男児
竹中 みか
1
,
五十嵐 淳平
1
,
池野 郁
1
,
和田 英男
1
1公立能登総合病院小児科
キーワード:
O157
,
腸管出血性大腸菌
,
ベロ毒素
,
溶血性尿毒症症候群
,
家畜動物
Keyword:
O157
,
腸管出血性大腸菌
,
ベロ毒素
,
溶血性尿毒症症候群
,
家畜動物
pp.64-67
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002452
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O157などの腸管出血性大腸菌感染症は全国で毎年3,000~4,000件の報告がある1).感染経路は汚染された飲食物による食中毒が多いが,保育施設でのヒト-ヒト感染や動物接触による感染も報告がある.今回われわれは当初感染経路が不明であったが,後に飼育ヤギとの接触が原因と推定されたO157による溶血性尿毒症症候群の男児を経験した.動物接触による腸管出血性大腸菌感染症について考察したので報告する.
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