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今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る
細菌性腸管感染症
Point of care testing for bacterial enteritis
森 伸晃
1,2
1独立行政法人国立病院機構東京医療センター総合内科
2独立行政法人国立病院機構東京医療センター院内感染対策室
キーワード:
クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)
,
抗菌薬関連腸炎
,
ベロ毒素
,
腸管出血性大腸菌感染症
,
O157
Keyword:
クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)
,
抗菌薬関連腸炎
,
ベロ毒素
,
腸管出血性大腸菌感染症
,
O157
pp.1100-1105
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200961
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Point
●細菌性腸管感染症でPOCTの対象となっているのはクロストリジウム・ディフィシルと大腸菌であり,菌の抗原と毒素を検出することができる.
●POCTを用いて迅速に診断することは,治療の選択だけでなく感染対策を行ううえでも有用である.
●感度,特異度ともに100%の検査は存在しないため,結果は臨床情報や検体の質,培養結果などを踏まえて総合的に解釈することが重要である.
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