特集 外来で診る発達障害――基礎知識 & よくある相談への対応
Ⅴ 継続的な診療と生活のサポート
16.外来における継続的な診療のポイント
神尾 陽子
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1神尾陽子クリニック
キーワード:
発達障害
,
一般小児科医
,
ASD
,
ADHD
,
継続診療
Keyword:
発達障害
,
一般小児科医
,
ASD
,
ADHD
,
継続診療
pp.1288-1294
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002351
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発達障害児への支援は医療,教育,福祉など多領域の協働が前提となる.そのなかで医療の役割は,第1に,診断(できれば早期,確定でなくても疑いでも)を行い,親に心理教育を行い,支援への道すじを示すことが期待される.第2に,併存する心身の健康問題の治療を担い,必要に応じて専門機関と連携する.第3に,児の成長段階に応じて育児の助言を行う.本稿では,一般小児科医に求められる子どもと家族へのホリスティックなケアについて,そして併存する心身の症状への対応や,とくに薬物治療の前後で留意すべきことについてポイントを整理した.
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