増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
1 概念
Q5 発達障害児・者の予後と転帰の所見について教えてください
浦谷 光裕
1
,
飯田 順三
2
1奈良県立医科大学精神医学講座
2医療法人南風会万葉クリニック子どものこころセンター絆
キーワード:
発達障害
,
developmental disorder
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
Keyword:
発達障害
,
developmental disorder
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
pp.535-539
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206910
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A 発達障害は生涯にわたり症状が持続すると考えられていますが,その中核症状は年齢とともにある程度の改善がみられることが多いです。しかし青年期や成人期には社会的,職業的により複雑な要求に直面することで,心理社会的機能への影響はより顕著なものとなります。よって,青年期や成人期における発達障害の転帰はしばしば不良となるため,適切な支援を継続する必要があります。
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